摂食障害と付き合って。拒食症27kg⇄過食症63kg。チューブを使って過食嘔吐な日々。鬱病。不眠症。

摂食障害歴十数年。拒食症と診断された時は、極度の低体重27kgだった。次にやってきたのは非嘔吐の過食症。 ガリガリだった体は激太りし、63kgを更新。それもつかの間、吐く事を覚え過食嘔吐へ。 今はチューブを使って吐くことを覚え、過食嘔吐は悪化。馬鹿みたいな痩せ願望が脳にこびりつき、振り回される日々。抜け出したくて、もがき続けるも無情にも毎日が過食嘔吐で過ぎていく。鬱病や不眠症併発で絶望の淵に立たされ、希死念慮。それでも続くこの呼吸に意味はあるのか。

はじめまして

摂食障害を患って十数年の「あや」と申します。拒食症から始まり、非嘔吐の過食症、そして過食嘔吐、今ではチューブを使って吐く事を覚え、鬱病不眠症も併発し、なかなか快方に向かっていけない状態です。そんな私がブログを始めたのは、この病気に対する理解が深まって欲しいのと、同じ様に苦しむ方やそのご家族やパートナーさんと少しでも交流し、共感し、「ひとりじゃない」と知ってもらいたいという理由があります。

偉そうに綺麗事を並べましたが、摂食障害真っ只中の自分の今の状態を少しでも客観的に把握したい、文字にする事で少しでも冷静に自分と向き合いたい、と思った事も大きな理由です。

 

摂食障害」「拒食症」「過食症」「過食嘔吐」と普段見慣れない文字が並んだと思いますので、まずは摂食障害がどんなものか、簡単に知って頂きたいと思います。ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、簡単に言うと食べる事に障害がある病気です。(字のまんまですね笑)大きく分けると「拒食症」と「過食症」に分かれます。

「拒食症」は「神経性無食欲症」とも呼ばれ、食物摂取の不良、拒否による体重減少、体調不良、付随する様々な疾患を呼び起こします。この時代、過度なダイエットから拒食症になるケースも多く見られます。また貧しい国では滅多に見られない病気であることも知られています。激しい栄養失調で死に至るケースもあります。有名なのが、アメリカ人歌手のカレン・カーペンターさん。過度なダイエットから栄養失調が原因で意識不明となり、32歳で帰らぬ人となりました。

続いて「過食症」は「神経性大食症」とも呼ばれる、普通では考えられないくらいの食べ物や飲み物を大量に摂る行為です。そのまま消化してしまう場合もあれば、嘔吐行為、下剤乱用、過度の運動、絶食行為などの代償行為を伴う場合が多いです。激しい自己嫌悪から自殺を図るケースも多く、それは拒食症患者より、過食症患者の方が多いと言われています。

どちらも痩せへの強い執着や、成長拒否(つまりまだ子供で居たい)という気持ちが大きく関係しています。

これらの摂食障害厚生労働省特定疾患、所謂「難病」指定されています。治りにくいって事ですよね。

以上は一般的な定義であって、リアルなところはまだまだ説明しきれていません。

それを、私の経験と今まさに陥っている状況と共に、リアルな患者の声として届けたいと思っています。精神疾患真っ只中で取り乱す事もあるかと思いますがよろしくお願いします